読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

細工は流流仕上げは果たして…。

教育全般について徒然なるままに。2019年中受予定。

複眼的思考

先日、塾の国語の授業を見学していて「ああ、成長したなぁ」と感じることがあった。

「空気を読んで行動すべきだ」という意見に対し、賛成か反対か、そしてそれはなぜか、
を発表するというものだったのだが、クラスのほとんどは賛成派、反対派は息子一人。
 
今まではこういう場面で、まず自分の意見を言う前に周囲の動向を見る、
そして多数派にのっかる、根拠はほかの誰かが言ったことと似たようなことを言う。
というパターンが多かった。

それが、「反対の人」で迷わずサッと手をあげ、同じ意見は誰もいないと分かっても意見を変えない。
そしてその根拠を自分なりの言葉でちゃんと述べている。
おー、成長してるじゃないか。
自分に自信がついてきているんだなぁと感じさせられた一場面だった。

これまでは教師に問いを投げかけられると、自分がどう思うかより、どういう答えがここでは正解か、
ということに意識が行っているようなところがあった。
正解は一つじゃないよ、どんな意見でもいいよ、と言われても、
「何を求められてるか」を考えてしまうクセがあるように見えていた。
そこからちょっと自由になってるみたいで、嬉しかった。

この授業では1年かけて一つの事実に対して両方の視点から物事を考えていく、
という練習をしていくそうだ。
最近の入試も、自分の意見を述べさせ、その理由を書かせるような記述問題が増えてきているという。
自分の意見を持つこと、そしてそれをきちんと言語化できることは、
入試対策になるだけでなく人生において重要なスキル。
それを国語という教科を通して学べるのはありがたいと思ったある日であった。