細工は流流仕上げは果たして…。

教育全般について徒然なるままに。2019年中受予定。

四季の言葉

国語の学習で詩や俳句などを扱うようになり、先日は俳句の季語を集めた単元をやっていました。

「季節の言葉っていっぱいあるんだな~」なんてつぶやいていたので、いやいやこんなもんじゃないよ、ものすっごくたくさんあるんだよ、と、つい自分の本棚から歳時記を引っ張り出してきてしまいました。

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私は昔、俳句をちょっとかじっていた時期があるのですが、歳時記を初めて見た時の感動は忘れられません。

言葉は文脈の中で習得するのが一番だと普段は思っていますが、歳時記を繰った時、そこにある無数の、それまで知らなかった言葉に出会って、ちょっと大げさですが世界の捉え方はこんなにも変わるものかと驚きました。

言葉が世界を定義する。言葉が世界に輪郭を与える。季語の一つ一つを見ながらそう感じました。

 

「万緑の中や吾子の歯はえそむる」は私の好きな句の一つですが、万緑という言葉の持つみなぎる生命力が、歯が生え始めた赤ちゃんの生命力と重なって、ものすごく命のエネルギーを感じます。

風光る」という言葉も、日照時間が徐々に伸びて明るく感じる季節というだけでなく、春独特の希望のような、心が躍る感じが宿っています。

そんなことを10歳児が共感するかどうかはわかりませんが、しばし季節の言葉について話しました。

旧暦から新暦に変わった時に、1か月ほどずれが生じてしまったこと。

だから七夕も本来は秋で梅雨空ではなかったし、五月晴れは5月の晴天ではなく梅雨時期の晴れ間のことであること。

教材をきっかけに、こうやっていろんな話に発展していくことが時々あるのですが、なかなか楽しいひとときだなと思います。

 

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6月30日の今日は「夏越の祓」ということで水無月を食べました。健やかに夏を過ごせますよう。